2025年7月24日、第5回口頭弁論が開かれました。
今回は、第4・5・6の三つの準備書面を提出し、その内第4、第5準備書面について要約陳述を行いました。
第4準備書面では弁護団差止班より、戦闘機飛行差し止めを民事訴訟で求める事は適法であるということをこれまでの他基地訴訟等の判例を交えて主張しました。
第5準備書面では、弁護団侵害班より、被告第2準備書面に対する反論を行いました。被告第2準備書面では、騒音被害の違法性を判断する際に用いられる「環境基準」や「騒音コンター図」は緩い基準で作成されているものだから、コンター内に居住しているからといって必ずしも深刻な騒音被害を受けているとは言えないということを主張しています。これに対して、環境基準は違法性を判断する際の重要な基準になっていること、騒音コンター図は基地周辺の住民が訴える被害と対応するように作成されたものであることや、過去の裁判でも国の主張は認められていないことなどを主張し、反論しました。
2025年6月28日、第3回原告団総会を開催しました。
総会では、これまでの活動報告からはじまり、昨年度決算報告、次年度の活動方針や予算等についての提案を行いました。いずれの提案についても賛成多数の承認をいただきました。
また、総会終了後は、記念公演として弁護団憲法班の熊田弁護士より「憲法から見た戦闘機の爆音」について昨今の世界情勢等も交えてお話しいただきました。
お忙しい中、ご参加くださった皆様に改めてお礼申し上げます。今年度もより一層頑張っていきましょう!
2025年5月22日~28日の5日間(土日除く)にわたり、春の騒音調査を実施しました。測定場所は、丸の内町・小松市民センター裏・佐美町の3地点です。
今回の調査結果として、丸の内町にて49回・市民センターにて11回・佐美町にて1回、100dB以上の騒音が確認されました。
今年4月より小松基地にF35Aが配備されましたが、地域住民の皆様は、騒音の大きさや音の種類の違いなど、なにか変化は感じましたでしょうか?これまでと比べて変わったと感じたことなどあれば、ぜひピースセンター小松へご意見をお聞かせください。
2025年4月14日、第4回口頭弁論が金沢地方裁判所にて開かれました。不安定な天候が続いていましたが、この日は暖かい日差しが降り注ぐ春らしい一日となりました。お忙しい中、傍聴にお越しくださった皆様、誠にありがとうございました。
今回の口頭弁論では、弁護団憲法班より要約陳述を行いました。2015年に成立した安保法制の内容が違憲と見られることから、その安保法制の下で運行される自衛隊機の運航もまた違憲性を帯びていること等を主張しました。
2025年4月1日、この日はついにF35Aステルス戦闘機が小松基地に配備されました。テレビのニュース等でも取り上げられておりご覧になった方も多いのではないでしょうか。
F35Aステルス戦闘機は、これまでのF15戦闘機よりも騒音が激しいとされる新しい戦闘機です。
原告団はこれに断固反対すべく、同日に小松基地ゲート前にて抗議集会および、基地・小松市に対して申し入れを行いました。
今回のF35A配備により、地域住民が今以上の騒音に晒されることになるでしょう。私たちは今後も小松基地の動向に注視し、しかるべき運動に取り組みたいと思います。